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「第39回宮古の産業まつり」への出展〜砂糖に関する情報発信の取り組み〜

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最終更新日:2016年12月13日

平成28年12月

那覇事務所 石丸 雄一郎
 
 平成28年11月19日(土)・20日(日)の2日間、「第39回宮古の産業まつり」(主催:宮古の産業まつり実行委員会)が宮古島市民球場屋内練習場とその周辺で開催された。当事務所は、宮古製糖株式会社、沖縄製糖株式会社、沖縄県農業研究センター宮古支所と共同で出展し、砂糖に関するパンフレットの配布、パネル展示などを行った。
 
 同産業まつりは、宮古の地場産業の育成・振興を目指し、毎年開催される島の恒例行事となっている。今年は「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ(宮古の優れもの)」をテーマに、約70団体が出展し、野菜、泡盛、かまぼこ、塩などの飲食物をはじめとする多くの特産品が展示・販売された。
 
 両日とも、時折猛烈な雨が降るあいにくの天気となったが、悪天候の合間に多くの家族連れなどでにぎわい、2日間で1万5000人(主催者発表)が会場を訪れた。
 

家族連れでにぎわう屋内会場の様子
家族連れでにぎわう屋内会場の様子

屋外会場の様子
屋外会場の様子

開会式

テープカットの様子
テープカットの様子

 初日の10時から開会式が行われ、実行委員会の下地義治会長は、「来場者にとっては、宮古の特産品をはじめ島内外のさまざまな商品に触れ、その品質の良さを再確認する機会になると思う。出展者の皆様には、技術や新製品の開発、販路拡大に取り組んで欲しい」とあいさつした。このほか、翁長雄志沖縄県知事(代読)、下地俊彦宮古島市長が祝辞を述べ、主催者および参加者らを激励した。

砂糖に関する知識の情報発信

 当事務所は、砂糖や砂糖の価格調整制度に関する情報を発信するため、砂糖に関するパンフレットおよびスティックシュガーの配布や、消費者向けパネル、各種サンプルの展示を行った。事務所職員は、パンフレットやパネルを用いて、沖縄県下におけるさとうきび生産の重要性や価格調整制度について来場者に説明を行った。  また、ルーペによる砂糖の結晶の観察コーナーを設け、砂糖は無色透明の結晶であり、自然の色であることを理解してもらう試みも行った。観察した子供たちからは、「透明できれい」「きらきら光っていた」などの感想が聞かれた。  そのほか、来場者は、分蜜糖と含蜜糖の製造工程の違い、三温糖が茶色である理由などを事務所職員に質問するなどし、砂糖に関する興味を深めている様子であった。

機構ブースの展示の様子
機構ブースの展示の様子

来場者の質問に対応する機構職員
来場者の質問に対応する機構職員

ルーペで結晶を覗く来場者
ルーペで結晶を覗く来場者

おわりに

 来場者54名の方からアンケートに協力いただいた結果、「砂糖の価格調整制度を知っているか」との質問に対して、54%が「知っている」と回答した。当事務所のブースには生産者の方も多く訪れたため、制度の認知度は比較的高めであった。今後もこのような機会を通じて、消費者の皆さまにも砂糖の消費拡大や価格調整制度に関心を持っていただけるよう、情報発信に取り組んでいきたい。  最後に、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さまに感謝申し上げます。

結晶を観察し作成した児童たちの絵
結晶を観察し作成した児童たちの絵

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033