「第15回久米島町産業まつり」への出展
最終更新日:2016年12月20日
平成28年12月
那覇事務所 青木敬太
平成28年12月4日(日)、久米島町具志川農村環境改善センターで、「第15回久米島町産業まつり」(主催:久米島町産業まつり実行委員会)が開催され、当機構から砂糖に関するパンフレットの配布、パネルの展示などの出展を行った。
同産業まつりは、久米島町の産業振興に資することを目的として毎年開催されており、例年4〜5千人が島内外から訪れる。島内の約40団体が出展し、農水産物、加工食品、工芸品などの久米島の特産品の展示・即売が行われたほか、褒章授与式典やクルマエビのつかみ取りなどのさまざまなイベントが開催された。
開会式・褒章授与式
開会式のオープニングセレモニーでは太鼓の演奏が行われた後、同産業まつり実行委員長大田治雄町長ら関係者のテープカットで開幕した。大田委員長から、農産物、各種物産の展示・即売への協力に対する感謝の挨拶があった。
関係者らによるテープカットの様子
砂糖に関する知識の情報発信
今回当機構は、砂糖や砂糖の価格調整制度に関する情報の発信を行うために、砂糖に関するパンフレットおよびアンケート回答者へのスティックシュガーの配布や、消費者向けパネルの展示等を行い、当日は職員がパネルを用いて、久米島を含む沖縄県・鹿児島県南西諸島におけるサトウキビ生産の重要性や砂糖の価格調整制度について来場者に説明を行った。また、ルーペによる砂糖の結晶の観察コーナーを設け、砂糖が無色透明の結晶で無漂白であることを実際に見てもらい、実感してもらった。
来場者からは、「砂糖の価格調整制度について情報が得られて良かった。」、「砂糖の結晶が透き通っていてきれいだった。」、「さとうきびは久米島に欠かせない農産物。今後もさとうきびの生産に取り組んでいきたい。」などの声が聞かれ、当機構としても砂糖に関する消費者の意見を直接聞くことができる良い機会となった。
機構の展示ブースの様子
展示ブース内での来場者への説明
会場では、久米島製糖株式会社によるさとうきびの各品種の鉢植えの展示も行われ、担当者に熱心に質問をする生産者の姿が見られた。
久米島製糖株式会社によるさとうきび品種の展示
おわりに
当日、来場者にアンケートを実施したところ、砂糖の価格調整制度を知っているかという質問に対して、「知っている。」、「なんとなく知っている。」と回答があったのは7割であった。砂糖の価格調整制度における調整金は、最終的に砂糖の価格に転嫁される。つまり、国内の砂糖生産は消費者に支えられているので、制度の安定的な運営には消費者に一層の理解を得ることが必要であることから、今後もこのような機会を通じてより多くの消費者の関心が高まるよう、頂いたご意見を参考にしながら、情報発信に取り組んでいきたい。
最後に、この場をお借りして、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033