平成29年度第12回糸満市さとうきび生産組合総会の開催について
最終更新日:2017年8月17日
平成29年8月
那覇事務所 針ヶ谷 敦子
7月25日(火)に、沖縄県糸満市の農村環境改善センターにおいて、平成29年度第12回糸満市さとうきび生産組合通常総会(以下「総会」という)が開催された。
総会を主催する糸満市さとうきび生産組合(以下「組合」という)は、地区内における生産組織などの担い手育成により、安定的なさとうきび生産体制を確立し、さとうきびの生産向上および糖業振興に関する啓発活動などによる増産の促進、農家の所得向上を図ることを目的として、平成18年に設立された組織であり、29年7月現在、945名の組合員で構成されている。
今回の総会は、組合員をはじめとして、糖業関係者、JAおよび行政関係者など約300名が参加した。また、総会では、28年度事業報告および8月実施予定のヤソ薬剤配布や12月開催予定の糸満市さとうきび競作会等29年度事業計画が承認され、28年12月8日に行われた糸満市さとうきび競作会などにおける受賞者の表彰が併せて行われた。
1 平成28年産さとうきび生産概況
糸満市は沖縄本島南部最大のさとうきび生産地であり、昨年は大きな台風被害もなく、28年産の同市のさとうきび生産量は、前年度より862トン増産し、過去5年間で最も多い2万8533トンとなった。
長嶺組合長は、あいさつの中で、28年産の生産実績に触れながら、生産量3万トンを目指して、生産者一人一人が日々実施している植付・肥培管理・病害虫防除等の適期作業について改めて呼びかけ、組合員が一丸となって増産に取り組んでいくよう協力を求めた。
あいさつをする長嶺組合長
また、当機構からは、寺西徹能那覇事務所長が、交付業務の円滑な運営について関係各位の協力に対して感謝を述べ、「今後もさとうきびの生産が安定的に行われるよう、適正な業務遂行はもとより、生産者が消費者の皆様に価格調整制度への理解を深めていただけるよう努め、様々な形で制度の維持を図る所存です。」とあいさつを行った。
あいさつを行う寺西那覇事務所長
2 糸満市さとうきび競作会などの受賞者の表彰
表彰式では、平成28年度糸満市さとうきび競作会および28年度沖縄県さとうきび競作会の受賞者ならびに28年産において100トン以上のさとうきびを出荷した組合員の表彰が行われ、長嶺組合長から賞状や記念品が贈呈された。
長嶺組合長から表彰を受ける組合員
今後、糸満市におけるさとうきび生産量3万トンの目標が達成され、さらには、沖縄県全体のさとうきびの増産がより一層推進されていくことを期待したい。
当機構としてもさとうきびの増産に少しでも役立てるよう、甘味資源作物交付金の交付業務をはじめ情報収集・提供業務等、引き続き適切な業務運営に努めてまいりたい。
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農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
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