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「第40回宮古の産業まつり」への出展

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最終更新日:2017年12月8日

平成29年12月

那覇事務所 岡 久季

 11月25日(土)と26日(日)の2日間、「第40回宮古の産業まつり」(主催:宮古の産業まつり実行委員会)がJTAドーム宮古島で開催された。当事務所は、沖縄県農業研究センター宮古島支所、宮古製糖株式会社、沖縄製糖株式会社と共同で出展し、砂糖に関するパンフレットの配布、パネル展示を行った。
 同産業まつりは、宮古島市の地場産業の育成・振興を目的とし、毎年開催される島の恒例行事となっている。今年は「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ(宮古島の優れた物)」をテーマに、約80団体が出展し、島の農林水産物の加工食品や花、果樹の苗、工芸品などが展示・販売された。
 初日は穏やかな天候であったが、2日目で雨が降るあいにくの天気となったものの、天候に左右されないドームが会場ということもあり、2日間で2万1658人(主催者発表)と過去5年間で最多の来場者数となった。
ドーム内での各事業者の出展
ドーム内での各事業者の出展

開会式

 初日は9時30分より開会式が行われ、実行委員会の下地義治会長から、「来場者の皆様には宮古の特産品を始めとし様々な商品に触れて、その品質の良さを再認識する機会になる。事業者や生産者の皆様には消費者ニーズに対応した新製品の開発や販路拡大への取り組みに期待している」とあいさつがあった。このほか、翁長雄志沖縄県知事(代読)、下地敏彦宮古島市長、嵩原弘宮古島市議会議長が祝辞を述べた。
開会式の様子
開会式の様子

砂糖に関する知識の情報発信

 当事務所は、消費者向けパネルや、砂糖のサンプルの展示、パンフレットの配布を行い、来場者の質問に対し、砂糖自体が持つ性質や価格調整制度の仕組みを説明した。また、ルーペによる砂糖の結晶の観察コーナーを設け、白砂糖が漂白されたものではなく、無色透明の結晶であることを知ってもらう試みも行った。
 来場者からはてん菜糖と甘しゃ糖の製造工程の違い、結晶の大きさとそれに適した用途などの質問があり、砂糖に関する関心を深めている様子であった。また、来場者の中でも地元の生産者からは自分のほ場に植える品種の選び方や、農機導入に至った経緯などのお話を伺うことが出来た。
共同出展を行った屋外でのブース
共同出展を行った屋外でのブース
来場者に応対する那覇事務所職員
来場者に応対する那覇事務所職員

来場者アンケート

 来場者のうち25名からアンケートへの協力をいただくことが出来た。良いイメージとしてエネルギー源となることや疲労回復効果があるという認識を持っている一方で、「極端に高カロリーであり肥満の原因となる」という回答や、糖尿病の直接の原因だという誤解をされている方も一定数存在することが分かった。
砂糖への良いイメージ
砂糖への悪いイメージ
価格調整制度を知っているか

おわりに

 さとうきび生産者の方は、価格調整制度や砂糖についての知識も深かったが、普段身近な問題として感じることが無い一般の消費者の皆さまにも関心を持っていただけるよう、今後とも情報発信に取り組んでいきたい。末筆ながら、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さまに感謝申し上げます。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033