ホーム > 砂糖・でん粉の生産地から > 地方事務所だより > 平成30年度第13回糸満市さとうきび生産組合総会の開催について

平成30年度第13回糸満市さとうきび生産組合総会の開催について

印刷ページ

最終更新日:2018年8月2日

平成30年7月

那覇事務所 岡久季

  7月23日(月)に、沖縄県糸満市の農村環境改善センターにおいて、平成30年度第13回糸満市さとうきび生産組合通常総会(以下「総会」という)が開催された。
 
 糸満市さとうきび生産組合(以下「組合」という)は、地区内における生産組織などの担い手育成により、安定的なさとうきび生産体制を確立し、さとうきびの生産向上および糖業振興に関する啓発活動などによる増産の促進、農家の所得向上を図ることを目的として、平成18年に設立された組織であり、組合員数は30年産の出荷予定者で932名となっている。
 
  今回の総会は、組合員を始めとして、糖業関係者、JA及び行政関係者など約300名が参加した。
議事では、29年度事業報告及び収支決算書、並びに30年度事業計画案と収支予算案及び役員改選案について事務局から説明があり、いずれも承認された。また、29年12月12日に行われた糸満市さとうきび競作会などにおける受賞者の表彰が併せて行われた。
当日の会場の様子
当日の会場の様子
1.平成29年産さとうきび生産概況
  糸満市は沖縄本島南部で最大のさとうきび生産地であるが、昨年は梅雨明け後の干ばつと10月の台風22号の被害もあり、29年産の生産量は、前年度より3000トン余り減産の2万5274トンとなった。組合長の長嶺安浩氏は、あいさつの中で、担い手の減少や高齢化を背景とした収穫作業の機械化を進めるに当たり、ハーベスタの導入に適したうね幅の設定や肥培管理の徹底などを実施するよう改めて呼びかけ、各関係機関にも各種事業の充実を図るよう協力を求めた。
長嶺安浩氏による組合長あいさつ
長嶺安浩氏による組合長あいさつ
 また、当機構からは特産業務部長の宇敷が交付業務の円滑な運営について関係各位の協力に対して感謝を述べ、「関係者の皆さまの一体となった取り組みによりさとうきびの安定生産体制が確立し、増産と地域経済のより一層の活性化につながることを祈念いたします。」とあいさつを行った。
当機構特産業務部長の宇敷による激励のあいさつ
当機構特産業務部長の宇敷による激励のあいさつ
2.糸満市さとうきび競作会などの受賞者の表彰
 表彰式では、平成29年度糸満市さとうきび競作会の入賞者を対象として長嶺氏から表彰が行われたほか、29年産において100トン以上のさとうきびを出荷した組合員にも記念品が贈呈された。
表彰を受ける糸満市のさとうきび生産者
表彰を受ける糸満市のさとうきび生産者
 今後も糸満市を始め沖縄県内のさとうきび生産者が意欲を持って増産に取り組んでいただけるよう、 当機構としても甘味資源作物交付金の交付業務及び情報収集・提供業務等において引き続き適切な業務運営に努めてまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033