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「第41回宮古の産業まつり」への出展について

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最終更新日:2018年11月12日

那覇事務所 佐藤 哲史
 10月27日(土)と28日(日)の2日間、「第41回宮古の産業まつり」(主催:宮古の産業まつり実行委員会)がJTAドーム宮古島(沖縄県宮古島市)で開催された。当事務所は、沖縄県農業研究センター宮古島支所と共同で出展し、砂糖に関するパネルの展示、パンフレットの配布などを行った。
 
 同産業まつりは、農水産業を中心とする宮古島市の地場産業の育成・振興を目的に毎年開催されている。今年は「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ(宮古島の優れた物)」をテーマに、約70団体が出展し、島の農林水産物やその加工食品、野菜などの苗、工芸品などが展示・販売されたほか、会場内に設けられたステージでは、地元中高校生によるダンスショーなども行われ、2日間で延べ21,000人の来場者で賑わった。
 
ドーム内での各事業者の出展の様子
ドーム内での各事業者の出展の様子

開会式

 初日の10時から開会式とオープニングセレモニーが行われ、実行委員会の下地義治会長は、「来場者の皆様には宮古の特産品をはじめ様々な商品に触れて、その品質の良さを再認識して頂く良い機会になる。事業者や生産者の皆様には消費者ニーズに対応した新製品の開発や販路拡大への一層の取組に期待している」とあいさつした。
 このほか、玉城デニー沖縄県知事(代読)、下地敏彦宮古島市長が祝辞を述べた。
 
開会式の様子
開会式の様子

砂糖に関する知識の情報発信

 当事務所は、砂糖の価格調整制度や砂糖の製造に関するパネル、砂糖サンプルの展示、パンフレットの配布などを行い、上白糖や三温糖など種類ごとの砂糖の製造工程の違いや特性、砂糖の価格調整制度の仕組みなどについて説明した。
 来場者からは、それぞれの砂糖に適した用途について、あるいはてん菜は沖縄県でも栽培できるかといった質問があった。
 また、同じブース内には種々のさとうきびも展示され、来場したさとうきび生産者は、それぞれの品種の特性や栽培する際の注意点などを沖縄県農業研究センター宮古島支所の担当者から熱心に聴き、今後の植付の参考にしたいと話していた。
 
共同出展を行った屋外でのブース
共同出展を行った屋外でのブース
来場者に説明する那覇事務所職員
来場者に説明する那覇事務所職員

おわりに

 さとうきびの一大生産地である宮古島の方々は、生産者か否かにかかわらずさとうきびや砂糖への関心が高く、今期のさとうきびの生育状況を懸念する声等も聞かれ、島の基幹産業としての重要性を改めて認識した。
 今後も地域のイベントなどの機会を通じて、砂糖の価格調整制度や砂糖に関する正しい知識の発信に取り組んでいきたい。
 末筆ながら、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さまに感謝申し上げます。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033