体験プログラムを通じて砂糖・てん菜をPR −『コープさっぽろ 食べる・たいせつフェスティバル2016 in函館』−
最終更新日:2016年11月7日
平成28年11月
札幌事務所 黒澤和寛
平成28年10月15日(土)、函館総合卸センター流通ホール(函館市)において、「食べる・たいせつフェスティバル2016 in函館」(主催:生活協同組合コープさっぽろ)が開催された。食べる・たいせつフェスティバルは、食に関連する企業、行政、団体が実施する体験型プログラムなどを通じて、楽しみながら食と食べることの大切さについて考えてもらうイベントであり、当事務所は札幌会場、室蘭会場に続いての参加となった。 当日は3,200名を超える来場者があり、このうち、当事務所の体験プログラムには、親子連れを中心にして、申し込み枠数いっぱいの20組の参加があった。
体験プログラムの様子
当事務所は、砂糖の知識、特性並びに砂糖の価格調整制度の役割などに関する啓蒙・普及を行うための体験ブースを出展し、この日は趣旨に賛同した製糖企業の協力も得て実施することができた。
ブースでは、砂糖・てん菜に関するパネルや実物大のてん菜模型を展示し、砂糖・てん菜及び砂糖の価格調整制度を分かりやすく解説したほか、砂糖がなぜ白いのかを知ってもらうために、製糖工場のろ過工程を模擬的に再現した実験を行ってもらった。
ろ過工程の実験では、不純物の含まれた糖を水に溶解した褐色の糖液をイオン交換樹脂や活性炭などに通して透明な糖液になるまでのろ過工程を家庭用浄水器などで代用し、模擬的に体験してもらった。
また、砂糖のもつ親水性(水と結合しやすい)を利用した割れにくいシャボン玉作り体験を実施して、子どもたちに楽しみながら砂糖の特性について触れてもらうことができた。
ろ過実験の様子
参加者からは、「砂糖の持つ力について学ぶことができた」、「子どもも楽しむことができた」などといった感想が寄せられ、親子ともどもに有意義な体験プログラムを提供できたのではないかと思われる。また、製糖企業の職員にスタッフとして参加してもらったことで、より充実した内容になったのはもちろんのこと、砂糖の製造サイドと消費サイドの交流も図ることができた。
当事務所は、引き続き消費者に対し、砂糖の価格調整制度および砂糖の正しい知識に関する周知、浸透を図るとともに、関係者と連携をとりながら、このような消費者との交流活動に積極的に参画していきたい。
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農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:札幌事務所)
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