札幌事務所 黒澤 和寛
当機構は、砂糖の価格調整制度などの周知・浸透を図る取り組みの一環として、砂糖に関する講義を行う「砂糖の出前講座」(以下「出前講座」という)を実施している。
平成29年2月23日、公益社団法人札幌消費者協会の協力を得て、札幌市の札幌エルプラザにおいて、出前講座を開催した。本出前講座では、当機構札幌事務所職員による講義や砂糖に関する理解や知見を深めてもらうための体験講座に加えて、当機構の取り組みの趣旨に賛同して参画いただいた、日本甜菜製糖株式会社、北海道糖業株式会社、ホクレン農業協同組合連合会の各製糖企業担当者からも説明を行った。
当日は、同協会の研究グループ「食と健康を考える会」の会員を中心に一般消費者36名の参加があった。
はじめに、当事務所の黒澤から「砂糖の価格調整制度について」と題した講義を行い、日本における砂糖の位置付けや流通構造、砂糖生産とその重要性について説明したうえで、日本の砂糖を支える仕組みである価格調整制度について説明を行った。
つぎに、当事務所の平石所長から「砂糖の持つ特性や働きについて」と題した講義を行い、砂糖は脳のエネルギー源であることなど砂糖と健康との関係や、防腐効果や肉の柔軟効果など食品を甘くする以外の砂糖の働きについて説明を行った。