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札幌市消費生活講座で砂糖について講演(公益社団法人札幌消費者協会)

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最終更新日:2017年11月1日

平成29年11月

札幌事務所 黒澤 和寛   

 9月27日、札幌事務所は、公益社団法人札幌消費者協会(以下「札幌消費者協会」という)が札幌市から受託している消費生活講座において、砂糖に関する講演を行った。今回の講座は、砂糖に関する理解や知見を深めてもらうため、当機構の取り組みの趣旨に賛同して参画いただいた、北海道糖業株式会社、ホクレン農業協同組合連合会および日本甜菜製糖株式会社の担当者からも説明を行った。当日は、一般市民28名の参加があった。
 当事務所の平石所長からは、砂糖の原料となる作物、砂糖の価格調整制度、砂糖の歴史や種類について説明を行ったほか、砂糖の持つ特性や働きを実感してもらうため、砂糖のもつ親水性(水と結合しやすい)を利用した割れにくいシャボン玉作り体験を実施して、参加者のみなさまに楽しみながら砂糖の特性について触れてもらうことができた。

当事務所の平石所長による講演の様子
当事務所の平石所長による講演の様子

 また、北海道糖業株式会社札幌営業課の吉富課長にはてん菜からの砂糖の製造工程について、ホクレン農業協同組合連合会砂糖類販売課の阿部氏からは北海道の製糖状況について、日本甜菜製糖株式会社札幌営業所の古池所長からはてん菜糖の歴史について、それぞれわかりやすく説明を行っていただいた。

製糖企業担当者による説明の様子
製糖企業担当者による説明の様子

 講演後のアンケート結果によると、これまでの砂糖に対するイメージは、「虫歯の原因」、「なんとなく健康に悪そう」、「食べると太る」といったマイナスイメージが上位を占めていたが、「砂糖はなくてはならない重要な食品である」といった感想のほか、てん菜が北海道の農業・産業上、重要な作物であることや、価格調整制度について理解していただくとともに、「わかりやすく面白かった」、「興味深い内容で良かった」などといった感想も寄せられた。

図1 これまでの砂糖に対するイメージ(複数回答)

グラフ1

図2 価格調整制度の理解度

グラフ2

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:札幌事務所)
Tel:011-221-0786