『北海道うまいもの見〜つけた!』で砂糖・でん粉の価格調整制度を周知
最終更新日:2017年11月13日
平成29年11月
札幌事務所 黒澤和寛
道産品の販路拡大、北海道の「食」のPRを行うため、北海道と(株)イトーヨーカ堂との包括連携協定に基づき、今回で10回目となるイベント「北海道のうまいもの見〜つけた!」が札幌市東区のイトーヨーカドーアリオ札幌店で開催された。
当事務所は、北海道農政部生産振興局農産振興課(以下「農産振興課」という。)および一般社団法人北海道てん菜協会(以下「てん菜協会」という。)との連携のもと同イベントに参画し、訪れた買い物客に対し、砂糖およびでん粉の価格調整制度の役割や必要性などの周知、浸透を図った。
1 ばれいしょおよびでん粉に関するPR
11月1日(水)から3日(金)までは、農産振興課と連携してでん粉に関するパネルやばれいしょの実物などを展示し、ばれいしょおよびでん粉について周知を行った。
立ち寄った買い物客などからは、「新しいじゃがいもの種類を知って面白かった」、「でん粉の奥深さがわかった」、「実物を見ることで興味をもてた」といった感想をいただいた。
開催期間中、買い物客などに対してアンケート調査を実施し、110名から回答を得た。 その集計結果によると、パネルやパンフレットなどを見て、でん粉の価格調整制度への理解が深まったかを尋ねたところ、「たいへん深まった」が20%、「ある程度深まった」が72%という結果であり、9割の回答者がでん粉の価格調整制度への理解が深まったと回答した。
また、ばれいしょは北海道の農業・産業の重要な作物であることについて理解が深まったかを尋ねたところ、「たいへん深まった」が48%、「ある程度深まった」が50%という結果であり、理解が深まった者はほぼ10割という結果であった。
会場の様子
2 てん菜およびてん菜糖(砂糖)に関するPR
11月4日(土)・5日(日)の両日は、農産振興課およびてん菜協会と連携して砂糖に関するパネルやてん菜の模型を展示したほか、顕微鏡を用意して砂糖の結晶を観察してもらい、砂糖の色が本来透明であることなどてん菜およびてん菜糖について周知を行った。
立ち寄った買い物客などからは、「てん菜(の模型)を見られてよかった」、「砂糖の結晶が透明できれいなことに驚いた」、「普段知る機会がないので、このようなイベントを今後も続けてほしい」、「てん菜は北海道農業に欠かせないのでこれからも増やしてほしい」といった感想をいただいた。
開催期間中、買い物客などに対してアンケート調査を実施し、229名から回答を得た。
その集計結果によると、パネルやパンフレットなどを見て、砂糖の価格調整制度への理解が深まったかを尋ねたところ、「たいへん深まった」が22%、「ある程度深まった」が67%という結果であり、合わせて9割弱の回答者が砂糖の価格調整制度への理解が深まったと回答した。
また、てん菜は北海道の農業・産業の重要な作物であることについて理解が深まったかを尋ねたところ、「たいへん深まった」が37%、「ある程度深まった」が55%という結果であり、理解が深まった者は9割以上という結果であった。
また、砂糖に対するイメージとしては以下のような結果が得られた。
最も回答が多かったのは、「脳や体のエネルギー源」(回答数:134)、次いで「料理に必要な調味料」(同:117)、「脳や体の疲労回復効果」(同:103)であった。砂糖に対する誤解やマイナスなイメージで多かった回答は、「虫歯の原因」(同:98)、「食べると太る」(同:94)であった。
会場の様子
アンケートの結果、砂糖およびでん粉ともに価格調整制度に関して高い理解度が得られたことから、今後も関係者との連携のもと、継続的に価格調整制度の理解醸成に取り組んでまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:札幌事務所)
Tel:011-221-0786