砂糖の出前講座を開催(東京農業大学生物産業学部)
最終更新日:2017年12月15日
平成29年12月
札幌事務所 黒澤 和寛
11月15日、16日の2日間、東京農業大学生物産業学部食品香粧学科の協力を得て、網走市にある同学科において砂糖の出前講座を実施した。本講座は、同学科の学習カリキュラムである食品香粧体験学習の一環として行われ、同学科の1年生約80名を対象に砂糖に関する講義と実習形式で行った。
講義では、当機構特産調整部の新田課長代理から「日本の砂糖を支える仕組み」と題して、砂糖の国内生産の状況や砂糖の価格調整制度についての説明を行った。また、外部講師としてお招きした精糖工業会アドバイザー斎藤祥治博士からは「砂糖の知識」と題して砂糖の化学構造や化学的特性に関する専門的な講義を行った。
新田課長代理による説明
斎藤博士による講義
講義後の実習では、加熱による砂糖の物性変化の観察として、砂糖に水を加えて砂糖液を作り、それを撹拌しながら加熱することによって砂糖液の状態が変化する様子を実習形式で行った。
実習の様子
砂糖液を撹拌しながら加熱する様子
参加した学生からは「以前から知っていたことの再確認もできたし、砂糖に関する新しい知識が得られて面白かった」、「砂糖の化学的な内容が詳しく聞けて勉強になった」などといった感想が寄せられた。
当事務所は、今回の出前講座によって砂糖の価格調整制度や砂糖の正しい知識が広く普及することを期待するとともに、今後も関係者と連携しながら取り組みを進めてまいりたい。
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農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:札幌事務所)
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