札幌事務所 小島 康斉
8月7日(水)、8日(木)の2日間、札幌市東区のサッポロさとらんどにて「夏休み子ども体験デー」(主催:農林水産省北海道農政事務所、林野庁北海道森林管理局、国土交通省北海道開発局)が開催され、当事務所も、子どもたちやその保護者を対象にてん菜や砂糖について学んでもらうため、「さとうのひみつ」と題したブースを出展した。
今回で8回目となる本体験イベントは、多岐に渡る農林水産業の取組を紹介するとともに、普段経験できない様々な体験を通じて、農林水産業の役割や国の施策について、子どもたちが自ら体験し理解を深めてもらうことを目的に開催されており、2日間で延べ343名の参加があった。
機構が出展したブースでは、砂糖が北海道の基幹作物であるてん菜を原料として作られていることや、てん菜が北海道で広く栽培されている理由、砂糖が白く見える理由などについて、二択のクイズ形式により説明を行い、その後、参加した子どもたち全員によって「わた菓子作り体験」を行った。
てん菜や砂糖に関するクイズでは、てん菜の模型やパネルを活用して子どもにもわかりやすく解説し、親子で答えを相談する姿など楽しみながら参加していただけた。その後のわた菓子作りでは砂糖だけを使ってわた菓子ができることを子どもたちが自ら作って体験し、砂糖の持つ自然な甘さを味わう姿に笑顔がみられた。
出展に当たっては、製糖企業からも応援を得るなど、関係者の協力のもとに実施することができ、当ブースには2日間で子どもたちとその保護者など多数の参加があった。
今後も、このようなイベントの場に積極的に参加することにより、消費者の方々に砂糖を身近に感じてもらうとともに、砂糖の正しい知識の普及や砂糖の価格調整制度の理解浸透に関する取組についても引き続き努力していきたい。