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海外の需給動向【飼料穀物/米国】  畜産の情報 2019年1月号

2018/19年度の生産量は前年度並みで据え置き

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 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は12月11日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
 生産量は、収穫面積および単収が据え置かれたことから、依然として前年度をわずかに上回る前年度比0.2%増の146億2600万ブッシェル(3億7150万トン(注))と見込まれている(表23)。

 
表23 米国のトウモロコシ需給見通し


 消費量は、エタノール向けが前月予測からわずかに下方修正されたものの、前年度をわずかに上回る同1.8%増の125億8000万ブッシェル(3億1953万トン)と見込まれている。
 輸出量は、記録的な水準となった前年度を0.5%上回る24億5000万ブッシェル(6223万トン)と見込まれている。8月から11月においては、日本や韓国、台湾などへの輸出が増加しており、増加要因として、これらの国々からのトウモロコシ需要が増加していることに加え、中国向け大豆輸出減の影響を受けて、輸送の面で西海岸からのトウモロコシ輸出機会が拡大しているとみられている。
 これらのことから、期末在庫は前年度を16.8%下回る17億8100万ブッシェル(4524万トン)と見込まれている。
 また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.25〜3.95米ドル(1キログラム当たり14.5〜17.7円:1米ドル=114円)と見込まれている。
(注) 1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。
 
(調査情報部 渡辺 陽介)
このページに掲載されている情報の発信元
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