米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2019年2月8日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
生産量は、収穫面積と単収がいずれも前年を下回るとの予測から、前年度比1.3%減の144億2000万ブッシェル(3億6627万トン
(注))と見込まれている(表18)。
消費量は、エタノール向けが減少する一方、飼料等向けが増加することから同0.4%増の124億1500万ブッシェル(3億1534万トン)と見込まれている。
輸出量は、記録的な水準となった前年度を0.5%上回る24億5000万ブッシェル(6223万トン)と見込まれている。
これらのことから、期末在庫は前年度を18.9%下回る17億3500万ブッシェル(4407万トン)と見込まれている。
また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.35~3.85米ドル(1キログラム当たり14.5~16.7円:1米ドル=110円)と見込まれている。
(注) 1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。
(調査情報部 野田 圭介)