ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 豚肉生産量、前年同月に比べやや増加
平成31年2月の豚肉需給を見ると、生産量は7万2590トン(前年同月比1.1%増)と前年同月をわずかに上回った。輸入量は8万1638トン(同20.3%増)と前年同月を大幅に上回った。このうちテーブルミートとして消費されることの多い冷蔵品は、2万9840トン(同1.2%減)と前年同月をわずかに下回った。また、主に加工・業務用として使用される冷凍品は、2月1日の日EU・EPA協定発効に向けて通関保留されていたEU産が通関されたことから、5万1795トン(同37.5%増)と前年同月を大幅に上回った。推定出回り量は前年同月をかなり大きく上回る15万1121トン(同12.3%増)となり、推定期末在庫は16万6915トン(同8.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った(農林水産省「食肉流通統計」、財務省「貿易統計」、農畜産業振興機構調べ)。
豚肉の購入数量、増加傾向で推移
総務省「家計調査報告」によると、豚肉購入数量は、24カ月連続で前年同月を上回った。一方、購入単価は、国産の相場安などにより、5カ月連続で前年同月を下回った(図2)。
(畜産振興部 藤間 雅幸)