1 令和元年7月の豚肉生産量(部分肉ベース)は7万4899トン(前年同月比9.0%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図6)。
なお、過去5カ年の7月の平均生産量と比べると、かなりの程度上回る結果(8.0%増)となった。
2 7月の輸入量は、冷蔵品は、堅調な需要を背景に、3万5965トン(同10.8%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図7)。冷凍品は、先高を見越した輸入業者の買い付けにより、4万9349トン(同8.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図8)。このため、全体では8万5315トン(同9.3%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
なお、過去5カ年の7月の平均輸入量と比べると、冷蔵品は大幅に、冷凍品はやや上回る結果(冷蔵品22.9%増、冷凍品5.3%増)となった。
3 7月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)は、581グラム(同0.9%減)と本年度4月から4カ月連続で前年同月を下回った。
4 7月の推定期末在庫量は、21万4359トン(同21.8%増)と前年同月を大幅に上回った。このうち、輸入品は19万2531トン(同21.3%増)と前年同月を大幅に上回った(図9)。
推定出回り量は、15万3084トン(同2.6%増)と前年同月をわずかに上回った。このうち、国産品は7万6348トン(同11.0%増)と前年同月をかなり大きく上回り、輸入品は7万6736トン(同4.6%減)と前年同月をやや下回った(図10)。
(畜産振興部 岩井 椿)