令和元年7月の生乳生産量は、4カ月ぶりに前年同月を上回る62万3259トン(前年同月比1.1%増)となった(図15)。
地域別にみると、北海道は35万2983トン(同2.2%増)と5カ月連続で前年同月比を上回った。また、減少が続く都府県では、昨年に比べて気温の低い状態が続いたことなどから、27万276トン(同0.2%減)とわずかな減少にとどまった。
用途別処理量を仕向け先別にみると、牛乳等向けが33万9482トン(同3.1%減)と、好調だった前年同期を4カ月連続で下回った。一方、乳製品向けは28万29トン(同6.9%増)と、4カ月連続で前年同月を上回った。このうち、脱脂粉乳・バター等向けは前年同月比16.8%増となった(農畜産業振興機構「交付対象事業者別の販売生乳数量等」)。
(酪農乳業部 廣田 李花子)