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海外の需給動向【飼料穀物/米国】 畜産の情報 2019年11月号

2019/20年度の米国のトウモロコシ生産量、単収の低下により下方修正

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 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2019年9月12日、2019/20年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
 生産量は、収穫を控え天候要因により左右される時期であるが、今月の予測では、単収が下方修正されたことに伴い前回よりも下方修正され、前年度比4.3%減の137億9900万ブッシェル(3億5049万トン(注1))と予測されている(表11)。
 

 消費量は、飼料等向けが減少見込みであることから、同0.2%減の120億5500万ブッシェル(3億620万トン)と予測されている。
 輸出量は、生産量の減少に伴い、同0.5%減の20億5000万ブッシェル(5207万トン)と予測されている。
 期末在庫は、生産量が減少したことに伴い、同10.4%減の21億9000万ブッシェル(5563万トン)と、かなりの程度取り崩される見込みとなっている。
 生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.60米ドル(1キログラム当たり15.4円:1米ドル=109円)と見込まれている。
(注1) 1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。 
(調査情報部 野田 圭介)