1 令和2年6月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、13万9627トン(前年同月比3.4%増)と前年同月をやや上回った(図15)。
なお、過去5カ年の6月の平均生産量との比較では、5.7%増とやや上回る結果となった。
2 6月の輸入量は、ブラジル産の入船遅れにより、一部通関が5月から6月に繰り延べされたことなどから、5万653トン(同16.8%増)と前年同月を大幅に上回った(図16)。
なお、過去5カ年の6月の平均輸入量との比較でも、10.2%増とかなりの程度上回る結果となった。
3 6月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、542グラム(同12.0%増)と前年同月をかなり大きく回った(総務省「家計調査」)。
4 6月の推定期末在庫量は、17万786トン(同11.2%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図17)。このうち、輸入品は15万2234トン(同23.7%増)と前年同月を大幅に上回った一方、国産品は1万8552トン(同39.3%減)と前年同月を大幅に下回った。
推定出回り量は、18万8862トン(同6.4%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図18)。このうち、国産品は14万2180トン(同5.2%増)とやや、輸入品は4万6682トン(同10.0%増)とかなりの程度、いずれも前年同月を上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)