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国内の需給動向【鶏肉】 畜産の情報 2020年10月号

2年7月の鶏肉生産量、前年同月比2.0%増

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1 令和2年7月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、13万9394トン(前年同月比2.0%増)と前年同月をわずかに上回った(図11)。
 なお、過去5カ年の7月の平均生産量との比較では、9.9%増とかなりの程度上回る結果となった。
 

2 7月の輸入量は、タイからの輸入量が減少したことなどから、5万1578トン(同3.1%減)と前年同月をやや下回った(図12)。
 なお、過去5カ年の7月の平均輸入量との比較では、10.1%増とかなりの程度上回る結果となった。
 

3 7月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、519グラム(同18.3%増)と前年同月を大幅に上回った(総務省「家計調査」)。

4 7月の推定期末在庫量は、17万149トン(同8.6%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図13)。このうち、輸入品は14万627トン(同10.2%増)とかなりの程度、国産品は2万9522トン(同1.6%増)とわずかに、いずれも前年同月を上回った。
 推定出回り量は、19万1609トン(同2.6%増)と前年同月をわずかに上回った(図14)。このうち、国産品は12万8424トン(同7.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った一方、輸入品は6万3185トン(同29.8%増)と前年同月を大幅に上回った。
 


 
(畜産振興部 前田 絵梨)