ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 第2四半期の生乳出荷量は前年同期比増
6月の生乳出荷量は前年同月比1.0%増
欧州委員会によると、2020年6月の生乳出荷量(EU27カ国)は、前年同月をわずかに上回る1246万2420トン(前年同月比1.0%増)となった(表12)。また、6月の出荷量を加盟国別に見ると、オランダ(同0.9%増)、ポーランド(同4.6%増)、アイルランド(同2.9%増)、ベルギー(同3.9%増)などが前年同月を上回った一方で、フランス(同0.5%減)、イタリア(同2.8%減)、スペイン(同0.4%減)は前年同月を下回った。生乳取引価格は前年同月を11カ月連続で下回る
欧州委員会によると、7月の平均生乳取引価格(EU27カ国)は、前年同月比3.9%安の100キログラム当たり32.5ユーロ(1キログラム当たり41.3円:1ユーロ=127円)となった(図31)。乳価は、生乳出荷量の増加に伴って、下落傾向となっており、2019年9月以降、11カ月連続で前年同月を下回って推移している。2020年のオランダの乳用牛飼養頭数は、前年を1.5%上回る
2020年4月のオランダの乳用牛飼養頭数は、前年比1.5%増の248万6000頭となった(図32)。内訳を見ると、経産牛は同1.4%増の160万頭、未経産牛は同1.6%増の88万6000頭といずれも前年を上回った。