1 令和2年10月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、14万7915トン(前年同月比3.0%増)と前年同月をやや上回った(図11)。
なお、過去5カ年の10月の平均生産量との比較でも、7.5%増とかなりの程度上回る結果となった。
2 10月の輸入量は、外食需要が回復していない中、買付時の在庫が高い水準だったことから、4万7895トン(同7.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図12)。
なお、過去5カ年の10月の平均輸入量との比較でも、11.7%減とかなり大きく下回る結果となった。
3 10月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により内食需要が拡大したことから、523グラム(同4.4%増)と前年同月をやや上回った(総務省「家計調査」)。
4 10月の推定期末在庫は、16万947トン(同3.7%減)と前年同月をやや下回った(図13)。このうち、輸入品は13万4141トン(同2.7%減)とわずかに、国産品は2万6806トン(同8.5%減)とかなりの程度、いずれも前年同月を下回った。
推定出回り量は、20万1077トン(同4.5%増)と前年同月をやや上回った(図14)。このうち、国産品は14万8885トン(同3.3%増)とやや、輸入品は5万2192トン(同8.3%増)とかなりの程度、いずれも前年同月を上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)