1 令和2年11月の鶏肉生産量は、14万1488トン(前年同月比1.1%減)と前年同月をわずかに下回った(図11)。
なお、過去5カ年の11月の平均生産量との比較では、好調な需要を背景に、4.5%増とやや上回る結果となった。
2 11月の輸入量は、外食需要が回復していない中、買い付け時の在庫が高い水準だったことから、4万5309トン(同7.2%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図12)。
なお、過去5カ年の11月の平均輸入量との比較でも、5.5%減とやや下回る結果となった。
3 11月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、510グラム(同3.9%増)と前年同月をやや上回った(総務省「家計調査」)。
4 11月の推定期末在庫は、15万7700トン(同5.1%減)と前年同月をやや下回った(図13)。このうち、輸入品は13万1274トン(同4.6%減)とやや、国産品は2万6426トン(同7.5%減)とかなりの程度、いずれも前年同月を下回った。
推定出回り量は、19万44トン(同1.5%減)と前年同月をわずかに下回った(図14)。このうち、国産品は14万1868トン(同1.3%減)、輸入品は4万8176トン(同1.9%減)と、ともに前年同月をわずかに下回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)