ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 令和2年度「畜産の情報」に関するアンケート調査結果の概要
当機構では、「畜産の情報」への読者の皆さまの評価を把握するとともに、「畜産の情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しています。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介します。
令和2年10〜11月に「畜産の情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送を行い、FAX回答とWEB回答のいずれかの方法で回答を得ました。(情報誌配布冊数、回答数、回収率は下表の通り)。
(1) 「畜産の情報」への評価
「畜産の情報」への評価(5段階)は、「満足」が36%、「ほぼ満足」が47%、「普通」が16%となりました。また、5段階評価の評点の平均値は4.2でした。
(2) 情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価
よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
○誌面全般に関すること
・海外の動向の中で隔月として良いものもあると思うので、全体ページを少なくしても良いのでは(詳細データはホームページへ誘導することも一つの方法ではないか)。
・ホームページ上の畜産の情報をよく閲覧しますが、目次が少し複雑に感じ、得たい情報まで到達しにくいと感じたことがあります。大変有益な発信していただいていると思いますので、情報検索のしやすさや、目次の分かりやすさなどをウェブサイト上でも追及していただければと感じています。
・文量が多いので、もっと簡略にしてほしい。
・過去1年間の記事の目次を掲載してほしい。
○図表・写真に関すること
・グラフの形状(棒グラフ、折れ線グラフ)の統一を希望。
・図のX軸とY軸の数値をもう少し大きく表示してほしい。
・今後も図表・写真を増やしていただきたい。
・図表がたくさんあり、分かりやすい。
・図表がカラーでとても分かりやすい表現となっており、読みやすい。
○需給動向について
・政府の輸出目標達成に資するような海外における和牛肉の需給状況、消費者の評価およびニーズなどの情報。
・海外の需給動向にはほぼ満足しているが、もう少し新しい情報があればありがたい。
・需給動向の目次について、文字が小さく色使いも少ないため視覚的なインパクトに欠ける。
○調査・報告、海外情報について
・コロナ禍の状況下においてしばらくの間海外情報の調査が困難と思われますが、海外の畜肉(時に牛肉)のマーケティングの参考になりますので、現地におられる職員によるアップデートされた情報を提供していただけると有難い。
・海外情報は、その国や地域の報告で完結するのではなく、その先には日本という取引先・関係国があり、つながっているということを念頭に情報提供してほしい。例えばブラジルの穀物の輸送コストが下がる記事でありながら、わが国にどのような影響を与えるのか客観的な情報が必要。
・海外情報がテーマごとにまとまっており、業務上参考にしやすい。
・海外の情報をもっと多くしてほしい。例えば小売り、レストランの食肉に関するトレンド。
・海外各国の畜産事情(概況)を伝えてほしい。特に日本の飼料資材のニーズ(輸出チャンス)がありそうな東南アジア、新興国。
(3) 今後取り上げてほしいテーマなどについて
今後、「畜産の情報」に掲載してほしい記事について、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
・新型コロナウイルスの影響で情勢が変化しているので、その環境に対応した取り組み事例などの報告。
・中国の畜産関係の情報は入手しずらいので定期的に掲載して欲しい。
・国内外の酪農乳業界におけるSDGsの取り組み
・対英国EPA署名により欧米諸国との大型貿易協定は一段落したので、その影響などについて総括的な記事がほしい。
・代替肉に関する各国の動向。
当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。なお、「畜産の情報」の記事のほか、統計情報や海外のトピックスについては、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用下さい。
https://www.alic.go.jp/livestock/index.html