1 令和2年12月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、15万3562トン(前年同月比1.4%増)と前年同月をわずかに上回った(図11)。
なお、過去5カ年の12月の平均生産量との比較でも、3.6%増とやや上回る結果となった。
2 12月の輸入量は、外食需要が回復せず、見通しが不透明な状況での買い付けとなったことから、4万2711トン(同4.9%減)と前年同月をやや下回った(図12)。
なお、過去5カ年の12月の平均輸入量との比較では、0.3%増と同水準となった。
3 12月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、623グラム(同13.6%増)と前年同月をかなり大きく上回った(総務省「家計調査」)。
4 12月の推定期末在庫は、15万1091トン(同6.6%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図13)。このうち、輸入品は12万4252トン(同7.0%減)とかなりの程度、国産品は2万6839トン(同4.7%減)とやや、いずれも前年同月を下回った。
推定出回り量は、20万2882トン(同1.0%増)と前年同月をわずかに上回った(図14)。このうち、国産品は15万3149トン(同0.8%増)、輸入品は4万9733トン(同1.7%増)と、ともに前年同月をわずかに上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)