1 令和3年1月の豚肉生産量(部分肉ベース)は、7万8800トン(前年同月比2.6%減)と前年同月をわずかに下回った(図6)。
なお、過去5カ年の1月の平均生産量との比較では、1.0%増とわずかに上回る結果となった。
2 1月の輸入量は、冷蔵品は、3万3495トン(同0.2%減)と前年同月並みであった(図7)。冷凍品は、輸入業者の買い付け時の国内在庫が高い水準にあったことなどから、3万3125トン(同14.5%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図8)。この結果、全体では6万6620トン(同7.8%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
なお、過去5カ年の1月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は7.5%増とかなりの程度上回り、冷凍品は17.8%減と大幅に下回る結果となった。
3 1月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、677グラム(同15.3%増)と前年同月をかなり大きく上回った(総務省「家計調査」)。
4 1月の推定期末在庫は、18万2564トン(同12.7%減)と前年同月をかなり大きく下回った。このうち輸入品は、16万131トン(同14.7%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図9)。
推定出回り量は15万1043トン(同3.3%増)と前年同月をやや上回った(図10)。このうち、国産品は7万6657トン(同4.4%減)と前年同月をやや下回った一方、輸入品は7万4386トン(同12.7%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
(畜産振興部 福寿 悠星)