1 令和3年1月の鶏肉生産量は、13万3460トン(前年同月比2.9%減)と前年同月をわずかに下回った(図20)。
なお、過去5カ年の1月の平均生産量との比較では、好調な需要を背景に、3.0%増とやや上回る結果となった。
2 1月の輸入量は、国内での高病原性鳥インフルエンザ発生に伴う輸入鶏肉の需要増を見込んだことなどによる輸入業者の買い付けの増加から、4万8930トン(同17.6%増)と前年同月を大幅に上回った(図21)。
なお、過去5カ年の1月の平均輸入量との比較でも、15.4%増とかなり大きく上回った。
3 1月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、538グラム(同17.3%増)と前年同月を大幅に上回った(総務省「家計調査」)。
4 1月の推定期末在庫は、15万6031トン(同6.1%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図22)。このうち、輸入品は12万9519トン(同5.3%減)と前年同月をやや下回った。
推定出回り量は、17万7450トン(同1.6%増)と前年同月をわずかに上回った(図23)。このうち、国産品は13万3787トン(同1.8%減)と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は4万3663トン(同13.5%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)