1 令和3年2月の豚肉生産量(部分肉ベース)は、7万3648トン(前年同月比0.3%増)と前年同月並みであった(図6)。
なお、過去5カ年の2月の平均生産量との比較では、1.1%増とわずかに上回る結果となった。
2 2月の輸入量は、冷蔵品は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による北米からの入船遅れの影響などから、3万1633トン(同9.6%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図7)。冷凍品は、前年の輸入量が国内在庫の過多などにより少なかったことから、3万2576トン(同1.8%増)と前年同月をわずかに上回った(図8)。この結果、全体では6万4209トン(同4.1%減)と前年同月をやや下回った。
なお、過去5カ年の2月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は4.3%増とやや上回り、冷凍品は17.3%減と大幅に下回る結果となった。
3 2月の豚肉の家計消費量(全国1人当たり)は、612グラム(同0.1%増)と前年同月並みであった(総務省「家計調査」)。
4 2月の推定期末在庫は、18万4274トン(同11.5%減)と前年同月をかなり大きく下回った。このうち輸入品は、16万1399トン(同12.8%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図9)。
推定出回り量は13万6010トン( 同3.8%減)と前年同月をやや下回った(図10)。このうち、国産品は7万3069トン(同1.9%増)と前年同月をわずかに上回った一方、輸入品は6万2941トン(同9.7%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
(畜産振興部 田中 美宇)