1 令和3年2月の鶏肉生産量は、13万2292トン(前年同月比3.2%減)と前年同月をやや下回った(図11)。
なお、過去5カ年の2月の平均生産量との比較では、好調な需要を背景に、4.0%増とやや上回る結果となった。
2 2月の輸入量は、ブラジルからの輸入量は減少したものの、タイおよび米国からの輸入量が増加したことから、4万5514トン(同3.6%増)と前年同月をやや上回った(図12)。
なお、過去5カ年の2月の平均輸入量との比較でも、1.0%増とわずかに上回った。
3 2月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による内食需要の増加から、486グラム(同2.5%増)と前年同月をわずかに上回った(総務省「家計調査」)。
4 2月の推定期末在庫は、15万7208トン(同6.3%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図13)。このうち、輸入品は12万9694トン(同6.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
推定出回り量は、17万6629トン(同1.3%減)と前年同月をわずかに下回った(図14)。このうち、国産品は13万1290トン(同3.6%減)と前年同月をやや下回った一方、輸入品は4万5339トン(同6.0%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)