1 令和3年5月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、13万8826トン(前年同月比1.9%増)と前年同月をわずかに上回った(図11)。
なお、過去5カ年の5月の平均生産量との比較では、3.1%増とやや上回る結果となった。
2 5月の輸入量は、前年同月の輸入量がブラジル産の入船遅れにより一部通関が翌月に繰り延べされたことなどにより少なかったことから、4万6229トン(同28.0%増)と前年同月を大幅に上回った(図12)。
なお、過去5カ年の5月の平均輸入量との比較では、3.9%増とやや上回る結果となった。
3 5月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、521グラム(同10.1%減)と前年同月をかなりの程度下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の5月の平均消費量との比較では、7.9%増とかなりの程度上回る結果となった。
4 5月の推定期末在庫は、16万2167トン(同4.3%減)と前年同月をやや下回った(図13)。このうち、輸入品は12万9408トン(同12.7%減)と前年同月をかなり大きく下回った。
推定出回り量は、18万4300トン(同5.5%増)と前年同月をやや上回った(図14)。このうち、国産品は13万7723トン(同3.2%減)と前年同月をやや下回った一方、輸入品は4万6577トン(同44.0%増)と前年同月を大幅に上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)