1 令和3年6月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、13万9094トン(前年同月比0.4%増)と前年同月をわずかに上回った(図11)。
なお、過去5カ年の6月の平均生産量との比較では、3.9%増とやや上回る結果となった。
2 6月の輸入量は、前年同月の輸入量がブラジル産の入船遅れにより一部通関が前月から繰り延べされたため多かったことなどから、4万2812トン(同15.5%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図12)。
なお、過去5カ年の6月の平均輸入量との比較でも、8.2%減とかなりの程度下回る結果となった。
3 6月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、499グラム(同8.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の6月の平均消費量との比較では、5.7%増とやや上回る結果となった。
4 6月の推定期末在庫は、15万5848トン(同8.7%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図13)。このうち、輸入品は12万1729トン(同20.0%減)と前年同月を大幅に下回った。
推定出回り量は、18万8225トン(同0.2%増)と前年同月並みとなった(図14)。このうち、国産品は13万7734トン(同2.4%減)と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は5万491トン(同8.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)