1 令和3年7月の鶏肉生産量は、13万8344トン(前年同月比0.0%増)と前年同月並みとなった(図11)。
なお、過去5カ年の7月の平均生産量との比較では、好調な需要を背景に、6.4%増とかなりの程度上回る結果となった。
2 7月の輸入量は、タイ産および米国産が増加した一方、ブラジル産が、流通遅延などの影響に加え、前年同月の輸入量が多かったことにより大幅に減少したことから、4万4750トン(同13.2%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図12)。
なお、過去5カ年の7月の平均輸入量との比較では、7.0%減とかなりの程度下回る結果となった。
3 7月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、491グラム(同5.2%減)と前年同月をやや下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の7月の平均消費量との比較では、12.0%増とかなり大きく上回る結果となった。
4 7月の推定期末在庫は、14万8270トン(同12.9%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図13)。このうち、輸入品は11万3731トン(同19.1%減)と前年同月を大幅に下回った。
推定出回り量は、19万672トン(同0.1%増)と前年同月並みとなった(図14)。このうち、国産品は13万7924トン(同8.3%増)と前年同月をかなりの程度上回った一方、輸入品は5万2748トン(同16.5%減)と前年同月を大幅に下回った。
(畜産振興部 前田 絵梨)