ホーム > 畜産 > 畜産の情報 > 令和3年度上半期の和牛肉および豚肉の販売動向について
令和3年度上半期の卸売業者における販売状況は、外出自粛による外食需要の回復の遅れや前年の内食需要の増加の反動から前年同期には及ばなかったものの、量販店・食肉専門店向けが堅調であったことから、和牛肉および豚肉で同程度が多い結果となった。3年度下半期の販売見通しでは、「外出の制限・自粛の継続による外食向けの減少」といった意見の一方で、「制限・自粛の緩和による景気回復」との声も挙げられた。また、和牛肉の4、5等級については、「COVID-19の収束を期待して、輸出向けを増加させる」といった声が挙がったものの、おおむね変わらないとの見方が多い結果となった。部位別に見ると和牛肉については、「切り落とし」の「増加」が比較的多く、消費者の低価格志向が強まっていることがうかがえる。
一方、3年度上半期の小売業者における販売状況は、量販店においてCOVID-19の影響による前年の内食特需の反動により、和牛肉および豚肉でおおむね減少傾向との結果となった。3年度下半期の販売見通しでは、「COVID-19による内食特需の反動」や「仕入価格上昇分の価格転嫁」という声も挙がり、おおむね減少傾向との見方が多い結果となった。
(参考)調査の概要
1.調査方法
アンケート調査
2.調査対象先と回収率
下表の通り
3.調査期間
2021年7月26日〜8月17日
なお、調査結果については、当機構ホームページにて掲載しております。
(https://www.alic.go.jp/r-nyugyo/raku02_000060.html)