4年3月の豚肉生産量、前年同月比1.0%減

2　3月の輸入量は、冷蔵品は、前年の輸入量が新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響に伴う北米からの入船遅れにより少なかった一方で、北米の国内需要の増加による現地価格の高騰により、3万9050トン（同5.0%減）と前年同月をやや下回った（図2）。冷凍品は、中国の買い付けが弱まったことにより相場が下がった欧州産の輸入量が増加したことなどから、3万2788トン（同17.7%増）と前年同月を大幅に上回った（図3）。この結果、全体でも7万1838トン（同4.2%増）と前年同月をやや上回った。
　なお、過去5カ年の3月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は7.7%増とかなりの程度上回った一方、冷凍品は10.4%減とかなりの程度下回る結果となった。

3　3月の豚肉の家計消費量（全国1人当たり）は、661グラム（同2.6%増）と前年同月をわずかに上回った（総務省「家計調査」）。
　なお、過去5カ年の3月の平均消費量との比較では、4.1%増とやや上回る結果となった。

4　3月の推定期末在庫は、18万95トン（同1.0%減）と前年同月をわずかに下回った。このうち、輸入品は、15万6094トン（同1.1%減）と前年同月をわずかに下回った（図4）。
 推定出回り量は、15万3969トン（同0.7%減）と前年同月をわずかに下回った（図5）。このうち、国産品は7万1779トン（同1.0%減）、輸入品は8万2191トン（同0.5%減）と、ともに前年同月をわずかに下回った。