1 令和4年4月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、14万1073トン(前年同月比0.9%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の4月の平均生産量との比較でも、4.3%増とやや上回る結果となった。
2 4月の輸入量は、タイにおいてCOVID-19の影響などにより減少した生産量の回復が遅れていることや、ブラジル産の買い付け時にオファー価格が高騰していたことなどから4万3566トン(同13.1%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図2)。
なお、過去5カ年の4月の平均輸入量との比較でも、10.1%減とかなりの程度下回る結果となった。
3 4月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、520グラム(同2.2%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の4月の平均消費量との比較では、3.5%増とやや上回る結果となった。
4 4月の推定期末在庫は、14万7646トン(同8.5%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。このうち、輸入品は11万6299トン(同10.4%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
推定出回り量は、19万4646トン(同1.2%増)と前年同月をわずかに上回った(図4)。このうち、国産品は14万2219トン(同3.8%増)と前年同月をやや上回った一方、輸入品は5万2427トン(同5.4%減)と前年同月をやや下回った。
(畜産振興部 郡司 紗千代)