1 令和4年5月の鶏肉生産量は、好調な需要を背景に、13万8742トン(前年同月比0.8%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の5月の平均生産量との比較でも、2.0%増とわずかに上回る結果となった。
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2 5月の輸入量は、令和3年夏以降、タイにおいてCOVID−19拡大の影響により、現地工場の作業員不足が継続していることなどを背景に同国産の輸入量が大幅に減少したことなどから、4万2483トン(同8.1%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図2)。
なお、過去5カ年の5月の平均輸入量との比較でも、4.4%減とやや下回る結果となった。
3 5月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、507グラム(同2.7%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の5月の平均消費量との比較では、1.8%増とやや上回る結果となった。
4 5月の推定期末在庫は、14万6863トン(同9.4%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。このうち、輸入品は11万5701トン(同10.6%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
推定出回り量は、18万2008トン(同0.6%減)と前年同月をわずかに下回った(図4)。このうち、国産品は13万8927トン(同1.7%増)と前年同月をわずかに上回った一方、輸入品は4万3081トン(同7.5%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
(畜産振興部 郡司 紗千代)