1 令和4年9月の鶏肉生産量は、13万5264トン(前年同月比1.0%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。
なお、過去5カ年の9月の平均生産量との比較では、4.5%増とやや上回った。
2 9月の輸入量は、前年同月の輸入量がCOVID−19の影響により少なかったタイ産が回復傾向にあることなどから、4万6792トン(同3.5%増)と前年同月をやや上回った(図2)。
なお、過去5カ年の9月の平均輸入量との比較では、0.8%減とわずかに下回る結果となった。
3 9月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、513グラム(同2.8%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の9月の平均消費量との比較では、8.3%増とかなりの程度上回る結果となった。
4 9月の推定期末在庫は、14万7061トン(同4.0%増)と前年同月をやや上回った(図3)。このうち、輸入品は12万1217トン(同12.7%増)と前年同月をかなり大きく上回った。
推定出回り量は、18万4710トン(同1.1%減)と前年同月をわずかに下回った(図4)。このうち、国産品は13万7922トン(同0.2%増)と前年同月並みとなった一方、輸入品は4万6788トン(同4.6%減)と前年同月をやや下回った。
(畜産振興部 郡司 紗千代)