2021年の世界の生乳生産量(水牛乳含む)は、9億2,480万トン(FAO Food Outlook、2022年11月)と見込まれる。主要生産国(国別データは米国農務省)は、インド(1億9900万トン)、EU(1億4,938万トン)、米国(1億263万トン)などであるが、インドは水牛乳が生乳生産量の約5割を占める。地域別に見ると、最近では、インドやパキスタンなどでの生乳生産量の増加が予測されている。2021年の貿易量(輸出量・生乳換算)は8813万トンと見込まれ、その貿易率は9.5%と穀物や砂糖、牛肉、家きん肉などと比べて低い。主要輸出国(地域)は、EU、ニュージーランド、米国、豪州などである。