4年12月の豚肉生産量、前年同月比3.1％減

1　令和4年12月の豚肉生産量は、7万9634トン（前年同月比3.1%減）と前年同月をやや下回った（図1）。
　なお、過去5カ年の12月の平均生産量との比較では、1.6%減とわずかに下回る結果となった。
2　12月の輸入量は、冷蔵品は、北米の現地相場の高止まりや入船遅れ、為替の影響などから、2万6616トン（同13.0%減）と前年同月をかなり大きく下回った（図2）。また、冷凍品も、北米の現地相場の高止まりや為替の影響などから、4万2234トン（同3.7%減）と前年同月をやや下回った（図3）。この結果、全体では6万8853トン（同7.5%減）と前年同月をかなりの程度下回った。
　なお、過去5カ年の12月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は23.6%減と大幅に下回る一方、冷凍品は5.5%増とやや上回る結果となった。
3　12月の豚肉の家計消費量（全国1人当たり）は、688グラム（同4.6%増）と前年同月比をやや上回った（総務省「家計調査」）。
　なお、過去5カ年の12月の平均消費量との比較では、4.2%増とやや上回る結果となった。

4　12月の推定期末在庫は、20万5299トン（同21.7%増）と前年同月を大幅に上回ったものの、同数量は4カ月連続で減少した（図4）。このうち、輸入品は、18万5413トン（同27.3%増）と前年同月を大幅に上回った。
　推定出回り量は15万7410トン（同4.1%減）と前年同月をやや下回った（図5）。このうち、国産品は7万8413トン（同2.8%減）とわずかに、輸入品は7万8996トン（同5.4%減）とやや、いずれも前年同月を下回った。