1 令和4年12月の鶏肉生産量は、15万3393トン(前年同月比2.5%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。
なお、過去5カ年の12月の平均生産量との比較では、1.2%増とわずかに上回った。
2 12月の輸入量は、前年同月のブラジル産の輸入量が、当時低水準であった国内在庫状況を受け2年12月比62.6%増と非常に多かったことの反動などから、4万4279トン(同27.0%減)と前年同月を大幅に下回った(図2)。
なお、過去5カ年の12月の平均輸入量との比較でも、8.4%減とかなりの程度下回る結果となった。
3 12月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、596グラム(同2.7%増)と前年同月をわずかに上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の12月の平均消費量との比較でも、3.0%増とやや上回る結果となった。
4 12月の推定期末在庫は、14万8824トン(同0.7%減)と前年同月をわずかに下回った(図3)。このうち、輸入品は12万4180トン(同8.5%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
推定出回り量は、20万2160トン(同6.5%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図4)。このうち、国産品は15万2122トン(同2.1%減)とわずかに、輸入品は5万38トン(同17.9%減)と大幅に、いずれも前年同月を下回った。
(畜産振興部 郡司 紗千代)