畜産経営の安定と畜産物の価格安定・需給調整を的確に実施するためには、生産者や関係業界などの関係者に対して、経営安定や需給動向などの情報を適時適切に提供することが重要となっています。
このため、最近の情勢を的確に捉えた畜産経営の安定等に有益な畜産物に関する専門的または応用的な研究を通じて当機構の募集する研究課題について、大学や試験研究機関等から広く募集し、審査・選考の上、研究委託調査を実施します。
1 募集課題
令和5年度の募集課題は、以下の通りとします。
(1)対象畜種は、牛・豚・鶏とします。
(2)募集課題
ア 畜産・酪農の流通・加工・消費段階における持続的発展に関する情報
畜産・酪農の持続的な発展に向け、アフターコロナ以降を見据えた新しい社会環境下での需要確保や安定供給及び輸出拡大を図るための取り組みに関する情報
イ 畜産・酪農の持続的な生産経営基盤の維持に関する情報
畜産・酪農を取り巻く経営環境が急速に変化する中で経営基盤を維持し、次世代に継承するために必要な低コスト化や高収益化による持続的な経営の取り組みに関する情報
ウ 畜産・酪農の生産現場における環境負荷軽減に関する情報
「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた畜産・酪農に起因する環境負荷の軽減等への取り組みに関する情報
エ ア〜ウ以外の畜産経営の安定等に資する畜産の動向に関する情報
なお、応募する研究課題は、他の団体などからの調査研究費などの助成を受けていないもので、未発表のものとします。
2 採択に当たっての主なポイント
(1)研究計画の目的、方法などが明確で無理のないこと
(2)研究課題が新規性に富んでいること
(3)期間内で研究の具体的な成果が見込まれること
3 応募資格
大学、都道府県の試験場、その他の研究・教育・指導機関に所属する者とします。
4 応募方法
令和5年度畜産関係学術研究委託調査に係る募集公告に基づき応募してください。実施に当たっては、所属する機関と委託契約を締結することとなります。
なお、詳細につきましては、必ず当機構ホームページ「令和5年度畜産関係学術研究委託調査の公募について」(
https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_002679.html)のページをご確認ください。
5 委託費の限度額
委託費の額は、原則として、1件当たり150万円(消費税を含む)を限度とします。
6 応募締切日
令和5年5月2日(火)必着
お問い合わせ先:独立行政法人農畜産業振興機構 調査情報部
畜産関係学術研究委託調査担当
TEL:03−3583−4398 FAX:03−3584−1246