USDA/WAOBは2023年4月11日、22/23年度(9月〜翌8月)の米国のトウモロコシ需給見通しを更新した(表)。
生産量は、137億3000万ブッシェル(3億4876万トン
(注1)、前年度比8.9%減)と前月から据え置かれ、前年度からかなりの程度減少すると見込まれている。
消費量は、119億5500万ブッシェル(3億367万トン、同4.2%減)と、でん粉用途向けなどを含む食品・種子・その他工業向けが前月から1000万ブッシェル(25万トン)下方修正され、前年度からやや減少すると見込まれている。
輸出量は、18億5000万ブッシェル(4699万トン、同25.1%減)と前月から据え置かれ、前年度から大幅に減少すると見込まれている。
期末在庫は、消費量の減少に加えて輸入量も1000万ブッシェル減少したため、13億4200万ブッシェル(3408万トン、同2.5%減)と前月から据え置かれ、前年度をわずかに下回ると見込まれている。
また、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)も前月から据え置かれ、9.7%(同0.5ポイント増)と、引き続き前年度をわずかに上回ると予測されている。
生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり6.60米ドル(892円。1キログラム当たり35.1円:1米ドル=135.13円
(注2))とこちらも前月から据え置かれ、前年度からかなりの程度上昇し、引き続き高値が予測されている。
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)が3月31日に公表した穀物の作付け予想によると、来期(23年)のトウモロコシの作付面積は9200万エーカー(3723万ヘクタール、前年比3.9%増)と前年からやや増加すると見込まれている。アイオワ州やイリノイ州といった主産地では20万エーカー(8万ヘクタール)ほど増加するほか、48州中40州で増加または据え置きが予想されている。
(注1)1ブッシェルを約25.401キログラム、1エーカーを0.4047ヘクタールとして農畜産業振興機構が換算。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2023年4月末TTS相場。
(調査情報部 針ヶ谷 敦子)