5年7月の鶏肉生産量、前年同月比0.2％増

生産量

　令和5年7月の鶏肉生産量は、13万3465トン（前年同月比0.2％増）と前年同月並みとなった（図1）。

　なお、過去5カ年の7月の平均生産量との比較では、0.6％減とわずかに下回る結果となった。

輸入量

　7月の輸入量は、国内での安定的な消費に加え、ブラジルでの高病原性鳥インフルエンザ発生を懸念した供給不安などから買い付けが増加し、4万6681トン（同2.3％増）と前年同月をわずかに上回った（図2）。

　なお、過去5カ年の7月の平均輸入量との比較では、3.1％減とやや下回る結果となった。

家計消費量

　7月の鶏肉の家計消費量（全国1人当たり）は、469グラム（同5.1％減）と前年同月をやや下回った（総務省「家計調査」）。

　なお、過去5カ年の7月の平均消費量との比較でも、1.3％減とわずかに下回る結果となった。

推定期末在庫・推定出回り量

　7月の推定期末在庫は、16万217トン（同6.8％増）と前年同月をかなりの程度上回った（図3）。このうち、輸入品は12万9613トン（同7.0％増）と前年同月をかなりの程度上回った。

　推定出回り量は、18万2140トン（同2.1％増）と前年同月をわずかに上回った（図4）。このうち、国産品は13万1459トン（同2.5％減）と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は5万681トン（同16.4％増）と前年同月を大幅に上回った。

（畜産振興部　田中　美宇）