生産量
令和6年4月の鶏肉生産量は、14万6033トン(前年同月比4.8%増)と前年同月をやや上回った(図1)。
なお、過去5カ年の4月の平均生産量との比較でも、4.6%増とやや上回る結果となった。
輸入量
4月の輸入量は、国内の節約志向を背景とした堅調な鶏肉需要により、ブラジル産、タイ産ともに輸入量が増加したことなどから、5万2006トン(前年同月比9.7%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図2)。
なお、過去5カ年の4月の平均輸入量との比較でも、10.6%増とかなりの程度上回る結果となった。
家計消費量
4月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、524グラム(前年同月比3.3%減)と前年同月をやや下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の4月の平均消費量との比較でも、1.6%減とわずかに下回る結果となった。
推定期末在庫・推定出回り量
4月の推定期末在庫は、16万2563トン(前年同月比10.5%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図3)。このうち、輸入品は12万7057トン(同6.3%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
推定出回り量は、20万1454トン(同4.1%増)と前年同月をやや上回った(図4)。このうち、国産品は14万7395トン(同6.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った一方、輸入品は5万4059トン(同1.3%減)と前年同月をわずかに下回った。
(畜産振興部 大西 未来)