エコマネジメントは産業廃棄物処理業者であり、さまざまな事業を展開しているが、その一環としてエコフィードの製造・販売を行っている。さらに、和歌山県内の自社牧場で、黒毛和種の繁殖・肥育一貫生産を行っており、自社製造のエコフィードを給与している。同社で生産された牛肉は「紀州
和華牛」のブランドで流通している(写真1)。紀州和華牛和華牛の認定を受けるためには、次の(1)〜(3)のすべてを満たすことが必要である。
(1)飼養期間の最も長い場所が和歌山県内であり、協議会が指定する飼養方法により肥育し
た、協議会会員が所有する23カ月齢(2023年3月以前は24カ月齢)以上の黒毛和種去
勢牛または未経産雌牛から生産された枝肉であること。
(2)(1)の枝肉は、和歌山県内で製造された飼料原料を含む飼料を給与した牛から生産され
たものであること。
(3)(1)の枝肉は、公益社団法人日本食肉格付協会による枝肉格付が、A2〜A4またはB2〜
B4のいずれかであること。この他の特徴として、ビタミン制限を行わないことが挙げ
られ、程よくサシ(脂肪交雑)の入った赤身肉を売りにしている。ちなみに、枝肉格付
がA5等級になることもあるが、その場合には紀州和華牛の認定が受けられない。
この他の特徴として、ビタミン制限を行わないことが挙げられ、程よくサシ(脂肪交雑)の入った赤身肉を売りにしている。ちなみに、枝肉格付がA5等級になることもあるが、その場合には紀州和華牛の認定が受けられない。