生産量
令和6年10月の鶏肉生産量は、14万7681トン(前年同月比1.5%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の10月の平均生産量との比較でも、1.9%増とわずかに上回る結果となった。
輸入量
10月の輸入量は、国内の節約志向を背景とした堅調な鶏肉需要により、ブラジル産、タイ産ともに輸入量が増加したことから、6万2323トン(前年同月比30.4%増)と前年同月を大幅に上回った(図2)。
なお、過去5カ年の10月の平均輸入量との比較でも、23.4%増と大幅に上回る結果となった。
家計消費量
10月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、550グラム(前年同月比5.8%増)と前年同月をやや上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の10月の平均消費量との比較でも、5.1%増とやや上回る結果となった。
推定期末在庫・推定出回り量
10月の推定期末在庫は、17万3314トン(前年同月比7.9%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図3)。このうち、輸入品は14万1112トン(同7.8%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
推定出回り量は、20万6362トン(同5.7%増)と前年同月をやや上回った(図4)。このうち、国産品は14万8633トン(同1.9%増)とわずかに、輸入品は5万7729トン(同16.9%増)と大幅に、いずれも前年同月を上回った。
(畜産振興部 大西 未来)