生産量
令和6年11月の鶏肉生産量は、14万4235トン(前年同月比1.7%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。
なお、過去5カ年の11月の平均生産量との比較では、0.2%増と同水準という結果となった。
輸入量
11月の輸入量は、国内の節約志向を背景とした鶏肉需要により、ブラジル産、タイ産ともに輸入量が増加したことなどから、5万1967トン(前年同月比32.6%増)と前年同月を大幅に上回った(図2)。
なお、過去5カ年の11月の平均輸入量との比較でも、7.9%増とかなりの程度上回る結果となった。
家計消費量
11月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)は、551グラム(前年同月比5.5%増)と前年同月をやや上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の11月の平均消費量との比較でも、7.5%増とかなりの程度上回る結果となった。
推定期末在庫・推定出回り量
11月の推定期末在庫は、17万103トン(前年同月比12.8%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図3)。このうち、輸入品は13万9323トン(同16.1%増)と前年同月を大幅に上回った。
推定出回り量は、19万9413トン(同1.8%増)と前年同月をわずかに上回った(図4)。このうち、国産品は14万5657トン(同0.0%減)と前年同月並み、輸入品は5万3756トン(同7.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
(畜産振興部 大西 未来)