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国内需給【牛肉】畜産の情報 2025年3月号

6年12月の牛肉生産量、前年同月比2.1%増

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生産量
 令和6年12月の牛肉生産量(注1)は、3万2225トン(前年同月比2.1%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。品種別では、和牛は1万7260トン(同7.7%増)と前年同月をかなりの程度上回った一方、交雑種は8484トン(同0.7%減)とわずかに、乳用種は6428トン(同3.6%減)とやや、いずれも前年同月を下回った。
 なお、過去5カ年の12月の平均生産量との比較では、3.1%増とやや上回る結果となった。
 
(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。

 
輸入量
 12月の輸入量について、冷蔵品は、国内需要の低迷により低調に推移する中、前年同月の輸入量が少なかった他、主要輸入先である豪州産輸入量が増加したことなどから、1万5984トン(前年同月比6.4%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図2)。冷凍品は、豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加したことなどから、2万3212トン(同10.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、3万9209トン(同8.6%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
 なお、過去5カ年の12月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は17.1%減と大幅に、冷凍品は7.2%減とかなりの程度、いずれも下回る結果となった。
 
(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。



 
 
家計消費量等
 12月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)は215グラム(前年同月比4.9%減)と前年同月をやや下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の12月の平均消費量との比較では、11.3%減とかなり大きく下回る結果となった。
 12月の外食産業全体の売上高は、雨天が少なく天候に恵まれた上、長い年末年始の連休で、帰省などの国内移動や単月で過去最高となる訪日外客数などにより好調だったことから、前年同月比6.6%増と前年同月をかなりの程度上回った(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、クリスマス商品の訴求により堅調で、同1.7%増と前年同月をわずかに上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、高単価の海鮮メニューが好調で客単価を押し上げ、同14.8%増と前年同月をかなり大きく上回った。ファミリーレストランは、全般的に年末需要が旺盛だったが、ファミリーレストランの焼き肉は、土日数が少ない曜日周りが影響し、同2.8%増と前年同月をわずかに上回るに留まった。
 
推定期末在庫・推定出回り量
 12月の推定期末在庫は、14万495トン(前年同月比8.2%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図4)。このうち、国産品は1万694トン(同15.3%減)と前年同月をかなり大きく下回った一方、在庫の大半を占める輸入品は12万9801トン(同10.7%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
 推定出回り量は、7万6830トン(同1.5%増)と前年同月をわずかに上回った(図5)。このうち、国産品は3万631トン(同0.7%減)と前年同月をわずかに下回った一方、輸入品は4万6199トン(同3.0%増)と前年同月をやや上回った。



 
 
(畜産振興部 丸吉 裕子)