24年12月の牛肉生産量は前年同月比0.5%増
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2024年12月の牛と畜頭数は254万2000頭(前年同月比2.0%減)とわずかに減少した。一方、同月の1頭当たり枝肉重量は395.1キログラム(同2.6%増)とわずかに増加した。この結果、同月の牛肉生産量は99万8000トン(同0.5%増)、24年の累計(1〜12月)では1224万2000トン(前年比0.1%増)となった(図1)。
24年12月の牛肉卸売価格は前年同月比7.7%高
米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、2024年12月の牛肉卸売価格(カットアウトバリュー(注1))は、100ポンド当たり315.16米ドル(1キログラム当たり1080円:1米ドル=155.43円(注2)、同7.7%高)とかなりの程度上回った(図2)。同価格は、牛群縮小に加えて、堅調に推移する国内需要(注3)により高止まりで推移している。また、同月の肥育牛価格は、同194.63米ドル(同667円、同13.5%高)となった。
(注1)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構成した卸売指標価格。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2025年1月末TTS相場。
(注3)USDAによると、米国における24年の1人当たり牛肉消費量は27キログラム(前年比2.6%増)とやや増加が見込まれている。
24年11月の牛肉輸出量は前年同月比10.5%増
USDA/ERSによると、2024年11月の牛肉輸出量は11万4814トン(前年同月比10.5%増)とかなりの程度増加したが、24年1〜11月の累計では124万4878トン(前年同期比1.5%減)とわずかに減少し、低水準であった前年の水準を引き続き下回っている(表)。同年11月の輸出量を輸出先別に見ると、韓国向けは10月下旬の豪州産牛肉へのセーフガード発動に伴う代替需要などから2万6569トン(前年同月比21.2%増)と大幅に増加し、中国向けは1万7815トン(同6.8%増)とかなりの程度増加した。日本向けは円安の影響などにより2万2379トン(同0.6%減)とわずかに減少した。
24年の牛肉輸出量についてUSDAは、アジア向けが予測よりも不調にならなかったことから、前月予測から1万6000トン上方修正の135万9000トン(前年比1.4%減)と見込んでいる。
(調査情報部 小林 大祐)