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海外需給【飼料/米国】畜産の情報 2025年3月号

米国は総供給量の減少により期末在庫はかなり大きく減少

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 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2025年1月10日、24/25年度(9月〜翌8月)の米国のトウモロコシ需給見通しを公表した(表)。
 生産量は、生育初期の十分な降雨と温度が確保できたことにより、作況が良好であったことから収穫面積が上方修正されたが、単収の下方修正から148億6700万ブッシェル(3億7764万トン(注1)、前年度比3.1%減)と前月から下方修正され、前年度をやや下回ると見込まれている。
 米国内消費量は、飼料等向けが前月から下方修正されたことから、126億6500万ブッシェル(3億2170万トン、同0.1%減)と下方修正され、前年度並みと見込まれている。
 輸出量は、2500万ブッシェル下方修正されたものの米国産トウモロコシの需要増により24億5000万ブッシェル(6223万トン、同6.9%増)と、前年度をかなりの程度上回る高水準とされている。
 この結果、期末在庫は15億4000万ブッシェル(3912万トン、同12.6%減)と、総供給量の下方修正により前月から下方修正され、前年度をかなり大きく下回ると見込まれている。
 また、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は、10.2%(同1.6ポイント減)と前月から1.2ポイント下方修正され、前年度を下回ると見込まれている。
 生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.25米ドル(661円、1キログラム当たり26.0円:1米ドル=155.43円(注2)、同6.6%安)と前月から上方修正されたが、引き続き前年度からかなりの程度下落が見込まれている。
 
(注1)1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2025年1月末TTS相場。
 


 
(調査情報部 岡田 真希奈)